「日中韓共通語彙集」出版記念イベントの開催―2018年8月25日、中国・北京
2018年8月25日、日中韓三国協力事務局は、国際交流基金北京日本文化センターと共同で「日中韓共通語彙集」出版記念イベントを開催しました。同イベントには、三国の政府機関や報道機関の関係者、在中国日本・韓国大使館代表者、中国文字博物館関係者及び一般の方々等延べ50名が参加しました。韓梅(かん・ばい)日中韓三国協力事務局次長、国際交流基金北京文化センターの野口裕子副センター長、姜羽佳(が・うか)新華社外事局副処長、イ・ヨンシン在中国韓国大使館一等書記官及び小野誓子在中国日本大使館一等書記官が代表として出席しました。
韓梅(かん・ばい)日中韓三国協力事務局次長は、祝辞の中で、「日中韓共通語彙集」の編纂目的と経緯を紹介し、同語彙集が三国の友好構築やコミュニケーションの円滑化を図るのに有効なツールとして役割を果たすことを期待しました。国際交流基金北京文化センターの野口裕子副センター長は、祝辞の中で、日本と中国では漢字を使って筆談を通して交流を行った歴史に触れ、共通文化としての漢字の重要性を強調しました。
同イベントでは、著名な中国文化人である栄宏君先生が日中韓三国の書道や芸術作品の類似点や相違点について解説を行いました。その後、来場者の方々向けに書道体験も施されました。
サイドイベントとして、中国文字博物館との共催で日中韓漢字文化展示会も合わせて行われ、日中韓共通語彙集」の特別展示、漢字の歴史と発展の紹介、甲骨文字の彫刻印刷などの体験があり、来場者の方々の関心を大いに集めました。
「日中韓共通語彙集」は、三国の共通文化である漢字の類似点と相違点に関する言語研究と理解を深めたい、または日中韓3か国語の語学勉強に関心のある方向けに編纂されており、大きな注目を集め、多大な人気を博しました。
韓梅(かん・ばい)日中韓三国協力事務局次長による開会の辞
国際交流基金北京文化センターの野口裕子副センター長による祝辞
国際交流基金北京文化センターに『日中韓共通語彙集』の贈呈
集合写真
栄宏君先生による解説
書道体験
甲骨文字の彫刻印刷体験